
来店不要でお金が借りられるカードローンは、便利だからと利用に慣れてしまうと余計な借り入れを重ねがちです。
気が付いたときには大きな借金総額になっていた、というケースも決して少ないわけではありません。
借金が増えて苦しいからとカードローンの返済が遅れるようだと大きな問題となってしまうので、早い段階で借り換えを考えるなどして、苦しい返済を軽くできるようにしてみましょう。
カードローンの月々の返済はそれまでかかっている利息と、借りている金額の一部を支払う形となります。
かかる利息が少なくなれば同じ入金額でも借りている金額への返済額が多くなるため、利息を減らすことができればカードローンの苦しい返済はいくらか楽にはなります。
利息は金利と借りている金額、そして期間によってかかります。
毎月の返済に対して借りている金額や期間を少なく短くするのは現実的ではないため、利息を減らすとなると金利を下げるしかありません。
ただ、金利による利息はカードローンを提供する会社、サービスの収益源となり、そうそう簡単に下げてくれるものではありません。
そこで考えてみたいのが、今借りているカードローンよりも低い金利で借りられるところへの借り換えです。
消費者金融のカードローンで少額を借りている場合は特にそうですが、金利は貸し付け条件で定められている上限となっていることが多いです。
例えば消費者金融大手のアコムやアイフルの場合、金利は実質年率で3.0%~18.0%となっているものの、実際に借りる際に適用がされる金利は18.0%が多いです。
同じくプロミスの場合であれば、4.5%~17.8%でも実際に適用されるのは17.8%がほとんどです。
これよりも低い金利で借りられるところがあればそこに乗り換え、返済を乗り換えた先、借り換えた先で続ければ実質的に金利が下げられることになります。
金利が下がれば利息も減り、利息が減れば苦しいカードローンの返済もいくらか楽になってくるので、返済が苦しいならカードローンは借り換えるしか道はないとまで言えます。
苦しい返済を軽くするための借り換えも、借り換え先はしっかりと選ぶようにしないとあまり意味がありません。
18.0%の金利で借りているなら15.0%以下程度の金利で借りられる見込みがあるところを選ばないと、借り換えをしたところで大した金利差が生まれず、苦しい返済から抜け出すこともできません。
低金利となると銀行のカードローンが候補に挙がりますが、問題となるのは審査に通るかどうかです。
銀行カードローンは条件に優れるために審査が厳しく、借り換えとして使いたいとしても肝心の審査に通らない、お金が借りられないといった結果ともなりかねません。
借り換え先を選ぶにあたってはまず金利が第一、次いで審査の基準も考えなければならないのです。
上でも触れた通り低金利での借り入れとなると銀行のカードローンがイメージされますが、消費者金融系でも優れた条件で借りられるところもあります。
特に借り換えとしての利用で人気が高いのがSMBCモビットです。
金利は実質年率3.0%~18.0%とアコムやアイフルと変わりませんが、借り換え目的での申し込みであれば金利は考慮される可能性があるため、今の苦しい返済から多少は軽くなる期待が持てます。
SMBCモビットには借り換えやおまとめ専用のローンがあるわけではないので、借り換え利用としても申し込みが複雑になることがないのも適する理由の一つです。
通常のカードローン利用で、目的を借り換えとするだけというわけです。
毎月の返済金額が大きくてカードローンの返済が苦しい場合は、借り換えを使わなくても返済金額の変更で毎月のお金のやりくりに余裕が生まれる可能性もあります。
既に最低金額での返済になっているとどうにもなりませんが、完済までの返済期間が延びてしまうとしても、毎月の返済金額が少なくできれば月々の支払いはそこまで苦しくはなりません。
借り入れ先によっては会員専用ページから行えたり、またはコールセンターや店舗等での相談によって毎月の返済金額の変更が行えるようになっているので、借り換えまではしたくないと考える方は、一度借り入れ先に相談をしてみると良いでしょう。
カードローンの返済は月々少しずつでも進められるので、返済が苦しいから借り換えと考える前に、相談を先にしておくのも悪くはありません。
カードローンはその便利さ故に、どうしても借りることばかりを考えて利用をしてしまいがちです。
しかし、お金を借りるのであれば、しっかりと返済も考えて借りなければなりません。
できることなら借りる時点で返済が苦しいような借り入れになっていないか、しっかりと確認をしておくべきです。
無理のない返済計画で利用をすればカードローンは便利で暮らしに役立つ良いサービスとなるので、緊急でお金が必要になったときなど、カードローンでお金を借りるなら返済で苦しくならないような適度な借り入れに留めるようにしてください。