用紙必要枚数・予備(損紙)計算ツール
「1,000部刷るのに全紙は何枚必要か」を自動計算します。面付けの取り数で割った正味枚数に、刷り出し調整などで消費される予備紙(損紙)を加えた発注目安を表示します。
計算の考え方
- 正味枚数 = 部数 ÷ 取り数(端数切り上げ)。1,000部を8面付けで刷るなら 1,000÷8 = 125枚。
- 予備紙(損紙) = 正味枚数 × 予備率。ただし「最低予備枚数」を下回る場合は最低予備枚数を採用。印刷機の見当合わせ・色調整(刷り出し)、断裁・折り・製本の各工程で必ず紙が消費されるため、予備なしでは部数が揃いません。
- 発注目安 = 正味枚数 + 予備紙。
予備率は印刷方式・色数・加工工程の数で大きく変わります。単色チラシのような単純な仕事なら数%程度、多色刷りで折り・製本まで入る仕事では10%以上を見込むこともあります。正確な予備数量は印刷会社ごとの基準(社内積算基準)によるので、発注時には印刷会社の指定値を優先してください。
使い方と計算例
例1: A4チラシ10,000部、四六判に8面付け、予備率10%の場合 — 正味 10,000÷8=1,250枚、予備 125枚、発注目安 1,375枚。
例2: 名刺100部(10面付け)のような少部数では、率で計算した予備(1枚)では刷り出し調整に足りないため、「最低予備枚数」(初期値30枚)が採用されます。少部数ほど予備の比率が高くなるのは、部数に関係なく機械調整で一定枚数を消費するためです。
よくある質問
損紙(そんし)とは何ですか?
印刷・加工の工程で製品にならずに消費される紙のことです。刷り出しの見当合わせ・色合わせで使う「刷り出し損紙」、断裁・折り・製本での「加工損紙」などがあります。損紙を見込んだ分を「予備紙」として本来の必要枚数に上乗せして用紙を手配します。
予備率はどう決めればいいですか?
本ツールの初期値10%はあくまで汎用の目安です。実務では「印刷方式(オフセット/オンデマンド)」「色数」「加工工程の数」「部数」で変わり、各印刷会社が社内基準を持っています。見積もりに用紙代が含まれている場合は印刷会社側で計算されるため、発注者が厳密に計算する必要はありません。
両面印刷の場合は部数を2倍にするのですか?
いいえ。両面印刷でも紙は1枚なので部数はそのままです。ただし両面それぞれに刷り出し調整があるため、予備率は片面より多めに見込むのが一般的です。
- 必要枚数 = 部数÷取り数(切り上げ)+予備、という積算の枠組みは印刷会社各社が公開する積算解説に基づく一般的な計算方法です
- 予備率の具体的な数値は各社の社内基準によるため、本ツールでは利用者が任意に設定する方式としています
免責事項: 本ツールの計算結果は目安です。実際の用紙手配数量は印刷会社の積算基準・印刷機仕様により異なります。発注の最終判断は印刷会社にご確認ください。