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街金(町金)とは何のこと?街金の自社審査なら借りやすいって本当?

街金(町金)とは何のこと?街金の自社審査なら借りやすいって本当?

街金という言葉、一度は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

 

特に「これが街金!」という決まりや分類は存在しませんが、多くの場合には大手ではない消費者金融を街金と呼ぶことがあります。

 

有名ではないあまり聞いたことがない消費者金融を、人によっては街金と呼んでいるのです。

 

街金なら借りやすいという話は本当か

街金が借りやすいという話はそこそこに聞くものです。

 

この言い方が正しいかは微妙ですが、大手消費者金融に比べれば、中小の消費者金融に分類がされる街金は借りやすいと言えなくもないのかもしれません。

 

ただ、いくら街金が借りやすいとは言っても、絶対に審査に通らない、借りられないという場合もあります。

 

街金で借りられない人

以下に該当をしてしまっている方は、大手でも街金でもまず審査には通りません。

  • 年収の3分の1まで借りている
  • 他社への返済ができていない
  • 無職で無収入

街金と言っても消費者金融であることには変わりはないので、貸金業法の総量規制の影響を受けます。

 

他社で既に年収の3分の1まで借りてしまっている場合には、街金でもどこでも消費者金融からはお金が借りられません。

 

また、他社への返済が遅れている、不足入金になっているなどの場合も、街金でも審査には通りません。

 

街金だからといって審査なしのわけがない

街金とは言えども、それは正規の貸金業者に違いはありません。

 

大手とは異なる自社基準ではありますが、街金には街金の基準での審査がしっかりと行われます。

 

街金なら借りやすいから審査なしでいけるだろう、なんてことはありえないのです。

 

最低限の基準をクリアすれば借りられる可能性

街金のメインターゲットは、大手消費者金融で借りられない方です。

 

大手で借りられるならわざわざ街金を選ぶ必要はなく、何らかの理由によって大手ではNGとなってしまう方に向けた消費者金融が、中小の街金というわけです。

 

大手で借りられない理由はいくつか考えられますが、上に挙げた大手でも街金でも不可となるものを除くと、

  • 年収3分の1以下でも借り入れが多い
  • 過去の信用情報の記録に問題がある
  • 収入や雇用形態で大手ではNGとなる

などがあります。

 

年収の3分の1まで借りていると大手でも街金でも不可となりますが、3分の1まで達していなくても、借り入れの件数が多ければ大手では審査落ちとなることも多くなります。

 

しかし、街金であれば現状の他社利用状況や収入等を見たうえで、少額であれば貸してくれるという可能性はあります。

 

過去の悪い情報も現状で判断してくれるかも

過去に債務整理をしているなどで信用情報機関に悪い情報が記録されてしまうと、大手消費者金融や、クレジットカードの審査に通るのは難しくなります。

 

その点、街金であれば現状を重視してくれるところがあります。

 

何年か前にやらかしてしまっているとしても、今現在が安定しているなら少しなら貸してくれるかもしれません。

 

ただ、借りられる金額は10万も出れば十分、5万程度になるということも少なくありません。

 

雇用形態等で大手で弾かれる場合も可能性あり

例えばスポット派遣で働いている方などは、大手では在籍確認が取りづらい、収入がどうしても変動しやすいなどで審査では不利になります。

 

他社の利用がなくても審査に通らないことも出てきてしまいますが、街金であれば、特に対面審査のところであれば何とかなる可能性もあります。

 

ただ、その代わりに来店が必要になってしまうなどの手間もかかるので、まずは大手を試してダメなら街金、としたほうが良いでしょう。

 

街金でも金利は大手と変わらない

街金(町金)とは何のこと?街金の自社審査なら借りやすいって本当?

 

審査基準が大手とは異なる、大手でダメだった人に貸すのがメインとなると、「街金って金利が高いんじゃないの?」と思うかもしれません。

 

イメージとしてはその通りなのですが、実際に適用される金利、実質年率は大手とはほとんど変わりはありません。

 

グレーゾーン金利がなくなって上限が一律で定められた

もう何年も前の話になりますが、グレーゾーン金利が撤廃されたことにより、大手も街金も金利の上限を守るしかなくなりました。

 

その結果、以下のように大手も街金も上限となる金利、実質年率には違いはなくなっています。

 

借り入れ先 上限金利
プロミス 17.8%
アコム 18.0%
SMBCモビット 18.0%
アイフル 18.0%
セントラル 18.0%
フクホー 18.0%
フタバ 17.95%
キャネット 20.0%

 

下限金利を見ればアコムやSMBCモビット、アイフルのように3.0%の大手もあれば、下限でも14.959%になるフタバのような街金もあります。

 

ただ、消費者金融の金利は下限の適用は現実的ではなく、実際に適用される場合が多い上限で見ておかないと意味がありません。

 

適用される可能性が高い上限金利を見れば、大手も街金も大した金利差がないということになるのです。

 

街金だからと言って金利が高いこともない

イメージとは異なり、街金だからと言って金利が特別に高いわけではありません。

 

そもそもが消費者金融は、審査が厳しくなるSMBCモビットは除いてですが、金利に期待して借りるようなところではありません。

 

街金でも大手でも同じなので、大手がダメで街金を使ってみたいけど金利が不安という方がいたら、金利の面では特に不安に感じることもないでしょう。

 

街金は大手と比べるとめちゃくちゃ不便

大手とは異なる審査基準、金利も差がないとなれば、街金って最強なんじゃないかと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 

街金は大手と比べるとめちゃくちゃ不便です。

 

特に気を付けておきたいのが、街金はカードローンタイプとなっていないところもあり、繰り返しの借り入れに対応をしていないこともある点です。

 

追加で借りるためには審査を受ける必要がある

街金でもカードローンタイプで、限度額内の借り入れに対応をしているところもあるにはあります。

 

ただ、そんな街金は少数です。

 

多くの街金は限度額内での借り入れには対応をしておらず、追加でお金が必要になっても再び申し込みをしなければならないわけです。

 

例えば5万円を借りて3万円を返したからといって、そのまま3万円がすぐに借りられるようにはなりません。

 

審査の結果によっては追加での借り入れが不可となり、残りの2万円も返済をするだけということもよくあります。

 

借り入れや返済の利用方法も限られる

大手の消費者金融のサービスの充実っぷりはすさまじいものがあります。

 

プロミスであればアプリローンで、アプリを使った提携ATMでのカード不要の借り入れや返済ができるようになったなど、今まで以上に便利に使えるようになっています。

 

しかし街金となると、

  • 借り入れは銀行振り込み
  • 返済も銀行振り込み

に限られるところも少なくありません。

 

また、一部の街金では契約のために来店が必須となるところもあるので、大手と比べると街金は不便、使いにくいということは知っておくべきです。

 

街金は優先して考えるところではない

街金と言っても正規の貸金業者であることには変わりはないので、借り入れにおいて違法な金利が取られるということはありません。

 

それでも積極的に借り入れを考えるところではなく、大手で借りられるなら大手から考えておくべきです。

 

大手消費者金融もそれぞれの借り入れ先で審査基準が異なるので、例えばプロミスでダメでもアコムなら通る、ということもあります。

 

大手が全滅してから街金というなら分かりますが、大手一社がダメだったからとすぐ街金に行くのは待ったほうが良いでしょう。