
「アコムの利用限度額を増額したいのに審査で通らない」と経験をする方は少なくありません。
アコムで増額できない理由にはいくつかの共通点があります。
代表的な理由をあげると、利用開始からの期間が短く実績が十分でない、収入や勤続年数が基準に届かない、返済の遅延など利用状況に不安がある、他社での借入件数や借入金額が多いといった状況です。
増額ができないとその時点ではアコムから追加で借りることはできなくなりますが、追加での借入自体ができないわけではありません。
アコムで返済実績を積み重ねたうえで増額の再申請をする方法や、他社カードローンを利用して足りない分を借りるという選択肢もあります。
アコムで増額審査に落ちてしまった、または増額申込自体ができない理由と、その後の対処法について知っておきましょう。
アコムで増額できない代表的な3つの理由

アコムで増額ができないのは、増額審査でチェックされる「利用実績」「収入状況」「他社の借入状況」といった基準を満たしていないためです。
アコムで増額をするためには、これらの条件を全てしっかりと満たす必要があります。
それぞれの条件について詳しく説明していきます。
アコムでの利用実績が少なすぎる場合
契約してからわずか数週間や1~2か月で「増額したい」と申し込んでも、通る可能性は極めて低いでしょう。
なぜなら返済の実績がほとんどなく、アコム側としても今以上にしても本当にきちんと返してくれる人かを判断できないからです。
今よりも大きな金額を貸すことになるため、アコム側も慎重に可否の判断をします。
目安としては、最低でも数か月以上、できれば6か月程度の返済履歴があると信頼性が高まります。
返済実績となるため、契約をしただけで一度も借入をせずに6か月以上経過している場合は利用実績にはなりません。
収入や勤続年数が不十分な場合
収入が安定していなければ、当然「返済能力が不十分」と見なされます。
例えば年収が低すぎる場合や、フリーターやアルバイト中心の収入では、返済が続く保証が弱いと判断されやすいです。
さらに勤続年数も重要な評価軸です。転職直後だと「本当にこの職場で働き続けるのか」という疑問が残り、マイナス評価になりがちです。
同じ勤務先で数年間の勤続期間があれば問題ありませんが、就職や転職直後で勤続期間が3か月などの場合は注意が必要です。
誰もが知る大企業に勤めていたり、収入の安定性が高いと判断されれば勤続期間が短くても増額できることもあります。
他社借入件数や借入金額が多い場合
複数のカードローンやキャッシングから借り入れがあると、それだけ返済の負担が重くなると見なされます。
特に借入件数が多いのは、借入金額以上にマイナス評価年て扱われることも少なくありません。
また、総量規制(年収の3分の1まで)に近づくと、アコムとしても増額を認めにくくなります。
※ 参考:お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)
- 借入件数が多い:審査で厳しい結果になることが多い
- 借入総額が総量規制の上限に近い:増額審査に通ることはほぼ不可能
借入先が大手消費者金融のカードローンや銀行ではなく、中小金融の場合はマイナス評価になる可能性があります。
中小金融で借りる人は大手では何らかの理由によって借りられない人ということが多く、信用情報以外に問題を抱えているのではないかと見られることがあるためです。
どうしてもお金が必要だからといって、安易の中小金融からは借りないほうが良いでしょう。
アコムの増額審査でもチェックされる信用情報

アコムに限らず、消費者金融や銀行のカードローンの増額審査で最も重視されるのは「信用情報」です。
信用情報には、過去の返済履歴、現在の借入状況、契約中の件数などが詳細に記録されています。
このデータは信用情報機関(CIC・JICC・KSCなど)が管理しており、消費者金融や銀行のカードローン審査は必ず参照します。
ほんの少しの矛盾や不一致でも「リスクがある利用者」と判断され、増額が認められない可能性が高いのです。
返済遅延や延滞履歴の影響
返済遅延の記録は、信用情報に明確に残ります。
たとえ1~2日の遅れであっても「返済にルーズな可能性」としてチェックされることがあります。
特に、長期延滞(61日以上や3か月以上)や繰り返しの遅延は致命的で、増額どころか新規契約自体も難しくなってしまいます。
直近の返済履歴に短期間の遅れが連続している場合も、審査では不利になることがあります。
虚偽申告や申込情報の不一致
申込時に入力した内容と信用情報に異なる点がある場合は、消費者金融や銀行では「虚偽申告では?」と疑います。
実際には単なる入力ミスであっても、信用度にマイナスの印象を与えることは避けられません。
特に注意が必要なのは以下の項目です。
- 勤務先の入力間違い:架空の勤務先を申告していると判断される可能性
- 年収額の入力間違い:金額を間違えてしまうと審査に大きく響くことも
- 借入件数や借入金額の記載漏れ:借入を隠そうと思われてマイナスイメージ
借入件数や金額は信用情報で確認するため、申込内容とのズレは大目に見てもらえることもあります。
とは言え、申込内容は正しく入力するのが基本です。
アコムの増額審査と信用情報の関係
アコムの増額審査でも信用情報をチェックして判断をしています。
信用情報に記録されている返済状況に問題があると、アコムでの利用実績がしっかりあっても増額ができないことになってしまいます。
どうしても追加で借りたいからと焦って複数のカードローンに申込をしてしまうと、信用情報の申込履歴が積み重なります。
短期間での申込履歴の蓄積は一般的にマイナス評価とされているので、アコムの増額申込は他社カードローンへの申込前に行うべきでしょう。
アコムの増額ボタンが出ない理由

アコムで増額を希望する際、基本的には会員ページに表示される「増額ボタン」から申込を行います。
ただし、このボタンが表示されるのは全ての利用者ではありません。
表示が出ないのは利用実績や返済状況など、一定の条件をクリアしていないためです。
つまり、ボタンが非表示ということは、現状でのアコムでの増額が難しいということになります。
アコム会員ページにボタンが表示されないケース
ボタンが表示されない典型的なケースは、利用履歴が浅い場合や返済に遅れが見られる場合です。
特に以下のような条件に該当すると、非表示になる可能性が高まります。
- 契約から6か月未満で利用実績が乏しい
- 直近で返済遅延や延滞が発生した
- 申告した収入に対して借入が多い
増額ボタンが出ていることで増額のスタートラインに立つことができますが、増額ボタンが出ているからといって増額ができるとは限りません。
ボタンはあくまで最低限のラインをクリアした場合に出るものであるため、実際の増額審査では落ちてしまうこともあります。
増額ボタンが出ないときの確認方法
まず会員ページのメニューを開き、「増額」項目が存在するかを確認しましょう。
見つからない場合は、利用状況や返済履歴を自分自身で確認し、返済遅れなどがないかをよく見ておく必要があります。
また、不安がある場合はカスタマーセンターに問い合わせるのも有効な手段です。
増額ボタンが出ない場合でも、直近の正しい収入を申告することで増額審査が受けられるようになる可能性があります。
契約時と比べて収入が上がった場合などは、収入証明書類を提出することで増額ができるようになることがあります。
増額ボタン以外で増額を申し込む方法
アコムの増額申込は増額ボタン以外でも自動契約機や電話でも行えます。
自動契約機で増額申込をする場合は、収入証明書類が必要になることがあるので必ず持参してください。
書類に不備があると増額審査が受けられず、自動契約機に行った手間と時間が無駄になります。
電話での申込なら案内に従って手続きを進めるだけなので、増額ボタンが出ていないときでも申込可能です。
自動契約機は出入りを誰かに見られることもあるので、インターネットか電話での増額申込が良いでしょう。
アコムで増額できないときの対処法

アコムで増額が認められなかった場合でも、打つ手がまったくないわけではありません。
返済実績を積み重ねる、追加書類を提出する、あるいは他社を検討するなど、いくつかの選択肢が残されています。
焦って無理な判断をするのではなく、現状を冷静に整理し、自分に合った行動を選ぶことが何より重要です。
返済実績を積んでから増額を再申請する
アコムで増額が断られても、返済をコツコツ続けることで増額が認められることがあります。
特に6か月未満の利用実績で増額が断られている場合は、6か月以上の正しい利用実績を重ねることが重要です。
増額審査は収入や信用情報の他に、利用実績も特に重視されます。
必要以上に何度も追加で借りる必要はありませんが、必要最低限の借入をし、継続して返済を重ねることで増額ができる可能性があります。
その際に重視しておきたいのは以下の3点です。
- 毎月の返済日を守ること
- 追加借入を必要最小限に抑えること
- 残高を着実に減らす姿勢を示すこと
お金に余裕があれば、繰り上げ返済を行って実績を重ねるのも有効です。
「今の限度額だと返済に余裕がある」ということを示せれば、返済能力が認められることになります。
収入証明書や勤務先証明を提出する
収入証明書(源泉徴収票や給与明細書など)や勤務先証明を提出すれば、安定性が客観的に裏付けられます。
この裏付けがあることで、収入や勤務先の安定性が認められることがあるためです。
ただし、虚偽の情報を記載すれば一瞬で信用を失い、今後の利用に大きな悪影響を与える可能性もあります。
収入に対して今の限度額が少なすぎると感じる場合は、積極的に提出しておくと良いでしょう。
給与明細書を提出する場合は直近2か月分に加えて、賞与がある場合は直近1年分の賞与明細書も提出しておきましょう。
他社カードローンの利用を検討する
アコムで増額できなくても、他社カードローンに申し込むという選択肢は残されています。
アコムの増額と他社カードローンの審査は基準が異なるため、アコムで増額ができなくても他社で借りられる可能性があります。
増額よりも他社借入のほうがメリットが生じることもあります。
少額を追加で借りたい場合であれば、他社での借入なら収入証明書類の提出が不要で済む場合があるため、提出書類を少なくして借りることができます。
借入の種類 | メリット | デメリット |
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アコムで増額 |
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他社で借入 |
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アコムで増額をするか他社で借りるかは、メリットもデメリットもどちらもあります。
どのような目的によって借りたいかによって、アコムで増額するか他社で借りるかを決めると良いでしょう。
他社で借りる場合に選ぶべきカードローンと注意点

アコムで増額ができないときにすぐできる対処法は、他社カードローンでの借入です。
6か月以上の利用実績を重ねてからの増額再申込とは異なり、増額ができなかった後でもすぐにできるため、急ぎで追加でお金が必要なときに選ばれる対処法です。
そのときに選ぶべきカードローンは希望内容によって異なります。
どのような希望内容で追加で借りたいかを明確にして、選ぶべきカードローンを決めるようにしましょう。
とにかくすぐに借りたい場合
できれば今日中などのすぐに借りたい場合には、プロミスやアイフルなどの大手消費者金融カードローンを選ぶべきです。
プロミスは最短3分、アイフルは最短18分で借りられるため、急ぎで借りたいときの希望内容に一致します。
土日でも申込をしたその日のうちに借りられます。
プロミスもアイフルもアコムの増額審査とは審査基準が異なります。
安定した収入がある、総量規制まで借りていない、返済に遅れていないという条件を満たしていれば、プロミスやアイフルでは借りられる可能性があります。
金利を抑えて借りたい場合の銀行カードローン
早さよりも金利を重視する場合は、銀行カードローンが選択肢となります。
ただし、銀行カードローンは審査が厳しく、収入や借入状況によっては審査に通らないことも多くなってしまいます。
審査や契約、借入までに時間がかかる銀行も多く、特に地方銀行のカードローンなどは借りられるようになるまで1週間や2週間といった期間がかかるところもあるほどです。
利息を抑えたい場合の選択肢
追加で借りるカードローンで利息を抑えたい場合は、無利息サービスの利用も考えてみると良いでしょう。
アコムが初めての利用で最大30日間の無利息サービスがあるように、プロミスやアイフルでも初めての利用で最大30日間が無利息になります。
プロミスは初回借入の翌日から、アイフルは初回契約の翌日から無利息期間となるため、利息負担を減らすことができます。
無利息期間中なら何度借りても利息が発生しません。
少額を借りる場合は金利よりも、無利息サービスの有無によって最終的な利息負担が変わります。
アコムで増額ができず、追加で借りたい金額が5万円や10万円の場合には、無利息サービスがあるカードローンを選ぶのも良いでしょう。
アコムで増額できないときによくある質問
Q1. アコムで増額できないときに他社を利用しても問題ないですか?
Q2. 信用情報に延滞が1回だけあっても増額は可能ですか?
Q3. 1回でも遅れずに返済していれば実績は十分なのではないでしょうか?
- 実質年率 2.5%~18.0%
- 限度額 1~800万円
- 審査時間 最短3分
- 融資時間 最短3分
実質年率 | 2.5%~18.0% |
---|---|
限度額 | 1~800万円 |
審査時間 | 最短3分 |
融資時間 | 最短3分 |
- 実質年率 3.0%~18.0%
- 限度額 1~800万円
- 審査時間 最短18分
- 融資時間 最短18分
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 1~800万円 |
審査時間 | 最短18分 |
融資時間 | 最短18分 |
- 実質年率 3.0%~18.0%
- 限度額 1~800万円
- 審査時間 最短15分
- 融資時間 最短15分
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 1~800万円 |
審査時間 | 最短15分 |
融資時間 | 最短15分 |