WCAG 2.2 チェックツール ターゲットサイズ・フォーカス外観の簡易チェック

ターゲットサイズチェッカー(WCAG 2.2 達成基準2.5.8)

ポインタ操作のターゲット(ボタン・リンクなど)が、WCAG 2.2 達成基準2.5.8「ターゲットのサイズ (最低限)」(レベルAA)が求める24×24 CSSピクセルの要件、またはSpacing(間隔)例外を満たす可能性があるかを、幅・高さ・隣接ターゲットとの間隔を入力するだけで簡易判定します。

情報確認日: 2026年7月22日。本サイトは W3C(World Wide Web Consortium)・WAIC(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)の公式サイトではありません。達成基準2.5.8はレベルAAです。判定文言・例外名はWAIC公式訳に基づいていますが、正式な適合判断は必ずW3C原文・一次資料でご確認ください。

ターゲットサイズを判定する

① 主ターゲットのサイズを入力

② 実寸プレビュー

③ 判定結果

Xで共有

④ 自動判定していない例外(要人間確認)

以下の4つの例外は、数値入力だけでは自動判定できません。該当する場合、対象のターゲットは達成基準2.5.8の対象外になるか、例外により基準を満たせる可能性があります。チェックは自己確認用のメモであり、上の判定結果には反映されません。

本ツールで確認できないこと

本ツールは簡易確認であり、正式な適合試験・監査ではありません。上記に該当する可能性がある場合は、必ず人間の目視確認、または専門家によるアクセシビリティ監査を行ってください。

「24×24 CSS px」要件の意味

達成基準2.5.8が求める「少なくとも24×24 CSSピクセル」とは、水平軸・垂直軸に向きを揃えた24×24 CSSピクセルの正方形を、ターゲットの領域からはみ出すことなく内部に描画できることを意味します。ターゲット自体が長方形でなくても、この正方形さえ内部に収まれば要件を満たします。逆に、この正方形を描画できないターゲットは「小さい(undersized)」ターゲットとみなされ、サイズ要件そのものは不合格となります(ただし後述のSpacing例外などにより、達成基準全体としては合格しうる余地が残ります)。この判定はページの拡大率(ズーム)に依存せず、CSSピクセル単位で行います。

Spacing(間隔)例外の判定方法

ターゲットが24×24pxに満たない場合でも、周囲に十分な間隔があれば「間隔」例外により基準を満たせます。判定方法は、ターゲットの境界ボックスの中心に直径24 CSSピクセル(半径12px)の円を置き、その円が他のターゲット(または他の小さいターゲットの円)と重ならないかどうかを確認します。中心間の距離がちょうど24px、円と矩形の距離がちょうど12pxの場合は「重ならない(合格)」側として扱います。

合格になる例: 20×20pxのボタンを間隔4pxで配置

20×20pxのボタンを間隔4pxで並べると、中心間距離は20+4=24px。半径12pxの円同士の合計(12+12=24px)とちょうど等しいため、円は接しても重ならずSpacing例外を満たします(境界値は合格側)。※図は見やすさのため実寸の3倍に拡大しています。ボタンの角が円からわずかにはみ出すのは正常です(円はボタンを包む円ではなく、中心に置く直径24pxの判定用の円のため)。

不合格になる例: 同じボタンを間隔0pxで配置

同じボタンを間隔0pxで並べると、中心間距離は20px。必要な24pxに届かず円同士が重なるため、Spacing例外を満たしません(他の例外に該当しない限り不合格の可能性が高くなります)。※図は実寸の3倍に拡大しています。

5つの例外の一覧

例外名(WAIC公式訳)内容(要約)本ツールでの扱い
間隔(Spacing)小さいターゲットの境界ボックス中心に直径24pxの円を置いたとき、円が他のターゲットや他の小さいターゲットの円と重ならない。自動判定(本ツールが計算)
同等(Equivalent)その機能は、この達成基準を満たす同一ページ上の別のコントロールを通じて達成できる。人間の確認が必要
インライン(Inline)ターゲットが文中に存在する、又は、そのサイズがターゲット以外のテキストに対する行の高さによって制約されている。人間の確認が必要
ユーザエージェントによる制御(User Agent Control)ターゲットのサイズがユーザエージェントによって決定され、かつコンテンツ制作者によって変更されていない。人間の確認が必要
必要不可欠(Essential)そのターゲットを特定の方法で提示することが、必要不可欠である、又は伝達される情報に対して法的に要求されている。人間の確認が必要

例外名・定義文はWAIC(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)によるWCAG 2.2本文の公式日本語訳に基づきます。

44×44px(2.5.5・Appleガイドライン)との違い

WCAG 2.2には、ターゲットサイズに関する基準がもう一つあります。達成基準2.5.5「ターゲットのサイズ (拡張)」はレベルAAA(最高レベル)で、2.5.8と同様の例外構造を持ちながら、要求するサイズを44×44 CSSピクセルに引き上げたより厳格な基準です。また、Apple Human Interface Guidelinesなど一部のプラットフォームガイドラインも、タップ領域の目安として44×44pt前後を推奨しています。本ツールが判定するのはレベルAA(必須水準に近い)の2.5.8(24×24px)のみであり、2.5.5(44×44px、AAA)やプラットフォーム独自のガイドラインには対応していません。より高い適合レベルやアプリのタップ領域を検討する場合は、44×44pxを目安に別途ご確認ください。

よくある質問

24×24pxを満たしていなくても達成基準2.5.8をクリアできる場合はありますか?

はい。24×24 CSSピクセル未満でも、周囲との間隔が十分であればSpacing(間隔)例外により基準を満たせます。また、同等・インライン・ユーザエージェントによる制御・必要不可欠の4つの例外に該当する場合も対象外または合格になり得ますが、これらは人間による確認が必要です。

なぜ44×44pxではなく24×24pxで判定するのですか?

WCAG 2.2には2種類のターゲットサイズ基準があります。2.5.8「ターゲットのサイズ (最低限)」はレベルAAで24×24px、2.5.5「ターゲットのサイズ (拡張)」はレベルAAAで44×44pxです。本ツールはAA水準である2.5.8のみを判定します。

このツールで「満たす可能性がある」と出れば、WCAG 2.5.8に正式に適合していると言えますか?

いいえ。本ツールは数値入力に基づく簡易確認であり、正式な適合試験・監査ではありません。実際のページ上の重なりや隠れ、非矩形のターゲット、レスポンシブ時の変化、4つの例外の該当性判断などは自動判定できないため、最終判断には人間による確認が必要です。

判定方法(計算式)

手順1: サイズ要件

幅w ≥ 24 かつ 高さh ≥ 24 → 直接合格(Spacing判定は不要)

手順2: 不足(undersized)の場合、Spacing例外を判定

隣接ターゲットがない(または十分離れている) → 例外を満たす(孤立) 隣接ターゲットが通常サイズ(w2≥24 かつ h2≥24)の場合: 横並び: w1/2 + g ≥ 12 → 例外を満たす 縦並び: h1/2 + g ≥ 12 → 例外を満たす 隣接ターゲットも不足(undersized)の場合: 横並び: w1/2 + g + w2/2 ≥ 24 → 例外を満たす 縦並び: h1/2 + g + h2/2 ≥ 24 → 例外を満たす

w1・h1=主ターゲットの幅・高さ、w2・h2=隣接ターゲットの幅・高さ、g=エッジ間隔(境界ボックス間の隙間)。境界値(ちょうど12px・ちょうど24px)は満たす側として扱います。本ツールは、並び方向に垂直な軸で2つのターゲットの中心が揃っている場合の簡易計算です。

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根拠・出典

このツールを引用する場合

本ツールの判定結果や図を引用・紹介いただく場合は、ページ名「ターゲットサイズチェッカー(WCAG 2.2 達成基準2.5.8)」と情報確認日「2026年7月22日」をあわせてお示しください。当ページへのリンクは任意です(リンクいただける場合は https://www.conbu.jp/tool/wcag/target-size.html をご利用ください)。

変更履歴

免責事項: 本ツールは、WCAG 2.2 達成基準2.5.8「ターゲットのサイズ (最低限)」に関する数値入力に基づく簡易確認ツールであり、W3C・WAICの公式ツールではなく、正式な適合試験・監査でもありません。判定結果は「満たす可能性があります」等の目安であり、WCAG適合を保証・断定するものではありません。実際のページ上の重なり・隠れ・非矩形形状・レスポンシブ時の変化や、同等・インライン・ユーザエージェントによる制御・必要不可欠の4例外の該当性については自動判定できないため、最終的な適合判断は必ず人間による確認、または専門家によるアクセシビリティ監査で行ってください。詳細は免責事項をご確認ください。