イベント、採用、検証用のサイトなら、WordPressを1か月だけ公開することはできます。ただし、短期向けの料金は「時間課金」「1か月契約」「無料お試し後の月払い」で仕組みが違います。表示上の月額だけでなく、利用開始からサーバー削除までの総額で選ぶ必要があります。
結論:期間が決まっているなら、先に終了方法を選ぶ
30日前後で確実に閉じるなら、第一候補はConoHa WINGの通常料金です。1時間単位で課金され、サーバーを削除した時点までが利用期間になるためです。管理画面やサイト構成を30日間試したいだけなら、カラフルボックスの30日間お試しが合います。毎月払いの分かりやすさを優先するなら、さくらのレンタルサーバ スタンダードが候補です。
日数が前後する
ConoHa WING通常料金。サーバー削除まで1時間単位で課金。
まず30日試す
カラフルボックス。カード登録なしで30日間のお試し。
月払いで続ける余地がある
さくらのスタンダード。毎月払い660円、初期費用無料。
3社を「1か月で止める条件」で比較
次の表は、長期契約の割引額ではなく、短期で始めて短期で終えるときに関係する条件だけを抜き出したものです。料金は2026年9月22日に各社公式サイトで確認した税込表示です。
| サービス | 短期向け料金 | 初期費用 | 無料期間 | 止め方 |
|---|---|---|---|---|
| ConoHa WING | 通常料金 ベーシック 2.5円/時・1か月最大1,452円 | 無料 | なし | 通常料金のサーバーを削除 |
| カラフルボックス | BOX1 1か月契約 792円/月 | 2,200円 (1か月契約のみ) | 30日間 | お試し終了前に本契約へ進まなければ終了 |
| さくら | スタンダード 毎月払い660円 | 無料 | 14日間 | お試し中はキャンセル、本登録後は契約手続きに従う |
横幅が狭い画面では表を横にスクロールできます。キャンペーンや申込条件は変更されるため、申込前に公式サイトで最終確認してください。
カラフルボックスは月額だけなら安く見えますが、1か月契約には2,200円の初期費用が加わります。BOX1を1か月だけ本契約すると、表示料金の合計は2,992円です。反対に、30日間のお試しで機能確認を終えられるなら、本契約前に判断できます。
3社は「短期」の意味が違う
同じ1か月でも、日数が伸びたときの請求と終了操作が違います。ここを理解せずに月額だけで選ぶと、公開終了後も料金が続く、または短期なのに初期費用の比率が大きくなることがあります。
ConoHa WING通常料金
通常料金はベーシックが2.5円/時で、1か月の上限は1,452円です。初期費用は無料で、公式仕様では最低利用期間なし。イベント終了が数日前後しても、長期契約を抱えずに済みます。
注意点は、サイトを非公開にしただけでは課金が止まらないことです。通常料金はサーバーを削除するまで1時間ごとに料金が発生します。ファイルとデータベースを保存した後、管理画面で対象サーバーを削除し、翌月の請求まで確認します。
カラフルボックス
全プランに30日間のお試しがあり、クレジットカードなしで開始できます。WordPressの設置、操作感、必要な容量を確かめてから本契約を決めたい場合に使いやすい仕組みです。
本契約を1か月だけ行う場合は、月額792円だけでは終わりません。3か月以上なら初期費用無料ですが、1か月契約だけ2,200円が加算されます。公開サイトを30日だけ運営するのか、公開前のテストを30日行うのかで価値が変わります。
さくらのレンタルサーバ スタンダード
WordPress対応のスタンダードは毎月払い660円、初期費用無料です。14日間のお試しがあり、クレジットカード払いでは、お試し期間終了日の翌日に決済されます。
お試し期間中は一部機能に制限があります。支払い方法によっては、他社管理の独自ドメインをお試し中に利用できません。また、バックアップ&ステージングもお試し中は利用不可です。本番公開まで行うなら、お試しだけで完結すると決めつけず、必要な機能が使える時点を確認します。
30日間を「作る期間」と「片付ける期間」に分ける
1か月だけのサイトで失敗しやすいのは、30日目まで更新を続け、最後に慌ててデータを保存することです。公開終了日の3〜5日前から撤収へ切り替えると、データベース、画像、メール、ドメイン設定を確認する時間が残ります。
- 開始日に料金タイプを記録する通常料金、月払い、お試しのどれを選んだかを残します。長期プランとの取り違えを防ぐためです。
- 3日目までに復元方法を試すWordPressのファイルだけでなく、データベースの書き出しと戻し方を確認します。
- 25日目に最終バックアップを始める画像、テーマ、プラグイン、記事、フォーム送信先、必要なメールを保存します。
- 終了日に「非公開」ではなく課金停止まで行うConoHa通常料金ならサーバー削除、無料お試しなら本契約へ進んでいないこと、月払いなら契約状態を確認します。
無料お試しと「本番サイトを無料で運営」は同じではない
無料期間は、管理画面、WordPressの設置、表示速度、操作手順を確かめるための期間です。本番公開に必要な独自ドメイン、メール、バックアップなどが制限される場合があります。
特に、サイトから問い合わせを受ける場合は、フォームのテスト送信まで行います。画面上で「送信完了」と表示されても、通知メールが届かなければ問い合わせを失います。短期サイトほど、公開前の1件のテストが重要です。
サーバーを止める前に保存するもの
WordPressは、画像ファイルだけをダウンロードしても元の状態へ戻せません。記事本文や各種設定はデータベースに入っています。次の項目をそろえて初めて、別のサーバーへ移す、または後日再公開する準備になります。
- WordPressの全ファイル
- データベースの書き出し
- 使用テーマと子テーマ
- 必要なプラグイン一覧
- フォームの通知先設定
- 必要なメールと添付ファイル
- DNS・SSLの設定メモ
- ドメインの更新状態
独自ドメインはサーバーとは別契約の場合があります。サーバーを削除しても、ドメインの自動更新が止まるとは限りません。反対に、WINGパックの無料独自ドメインのように、サーバー契約と更新状態が連動するものもあります。サーバーとドメインを分けて確認してください。
迷ったときの選び方
短期サイトでは、数百円の月額差よりも「終了日を過ぎたときに何が起きるか」が重要です。日数が読めない案件では時間課金、機能確認だけなら無料お試し、翌月も続ける可能性があるなら毎月払い、という順で絞ると判断しやすくなります。
ConoHa WING通常料金が合うケース
公開日数が20〜40日の間で動く、イベント終了後すぐ閉じたい、サーバー削除の操作まで自分で管理できる場合です。1か月だけなら、3か月以上のWINGパックを選ぶ理由は小さくなります。
カラフルボックスが合うケース
公開前にWordPressを組み、30日間で操作感を確かめたい場合です。1か月だけ本契約すると初期費用がかかるため、「試す」と「公開して運営する」を分けて考えます。
さくらのスタンダードが合うケース
1か月で閉じる可能性もあるものの、成果が出れば翌月以降も低い月額で続けたい場合です。お試し中の機能制限を踏まえ、本番運用へ移る日を決めておきます。
よくある質問
WordPressを本当に1か月だけ契約できますか?
できます。ConoHa WINGは通常料金を選べば最低利用期間がなく、サーバー削除まで時間課金です。カラフルボックスには1か月契約、さくらのスタンダードには毎月払いがあります。
無料お試しだけで一般公開してもよいですか?
サービスごとに試用中の制限が異なります。独自ドメイン、メール、バックアップなど、本番に必要な機能が使えるかを先に確認してください。試用は機能確認に使い、本番公開が必要なら条件を満たして本契約へ進む方が確実です。
サイトを削除すればドメイン代も止まりますか?
必ずしも止まりません。独自ドメインが別契約なら、サーバー削除後も自動更新が続くことがあります。ドメイン管理画面を別に確認します。
1か月後に別サーバーへ移すことはできますか?
できます。WordPressの全ファイルとデータベースを保存し、移転先で復元します。メールを使っている場合はメールデータとDNS切替も必要です。
確認した公式情報
料金・条件は2026年9月22日に確認しました。申込時にはリンク先の最新表示を再確認してください。
